英国のクリスマス・イブ


英国のクリスマス・イブは、ラスト・ミニッツの土壇場ショッピングに大忙しで、まるで日本の大晦日のようです。なので、日本のようなロマンチックな雰囲気はありません。
やはり、25日がメインなので、クリスマス・プレゼントは中身を見たい気持ちを我慢して、クリスマスの日まで開けずに待ちます。

もみの木の下に「誰から誰へ」と書かれたプレゼントが山積みにされているので、
自分宛のプレゼントを見つけるとわくわくします。これらのプレゼントは、
子供たちだけではなく、兄弟姉妹、親戚、友人からのものも含まれているので、
本当に結構な量になるのです。
以前に、クリスマス時期は郵便が遅れがちなので早めに日本に居る両親や姉妹に
プレゼントを送ったのですが、英国の習慣を知らないため、到着したと同時に
プレゼントをあけてしまったようです。
また、子供たちにとってのクリスマス・イブのベッド・タイムは特別なものです。
暖炉の前に自分の名前を書いたストッキングを吊るし、ファーザー・クリスマス
(サンタクロースのこと)のためにミンス・パイとシェリー、トナカイのために
にんじんと水を用意してマントルピースの上に置き、目覚めたときを楽しみに
眠りにつくのです。

(2007/12/24の記事の再掲載)