妊娠と出産/出産方法の選択

まず　妊娠の判明についてです。
妊娠したと思い　ＧＰ（General Practitioner；ジェネラル・プラクティショナー）というファミリー・ドクターに予約を取って会いに行き　その旨を告げると　「それでは市販の妊娠判定薬を購入して　陽性なら知らせてください」と言われただけでした。　

2008/04/01

その後　陽性と判明したら　再びＧＰを訪問して妊娠の報告をしなければなりません。

ですから日本でのように医者から受胎の告知をされるのではなく、自分で医者に申告するわけです。

妊娠が確定すると　色々便宜を図ってもらえます。
まず　処方箋は　出産後１年までは　全て無料になり　歯の治療に関する治療代も全て無料（私は　その間　ブリッジなどの高額な治療も行ってもらえました）ですし　仕事を持っている場合は　マタニティ・リーブ（Maternity　Leave=産休）がもらえます。

その次に　ＧＰは、どういう方法で　出産するかを聞いてきます。　
つまり自宅出産、病院出産：その場合は　普通出産、水中出産、産科麻酔（epidural；エピデュアル）を使った無痛分娩など色々選択肢があり　またミッドワイフと呼ばれる助産婦も　コミュニティ・ミッドワイフを選ぶか　ＮＨＳ・ミッドワイフを選ぶか聞かれました。
実際のところ　よくわかりませんでしたので　とりあえず一般的に選ばれる方法を選択しました。

その後は　通常は　病院での超音波検診の際にコンサルタント(専門医：この場合はobstetrician；オブステトリシャン＝産科医ですが　日本と同様Gynaecologist；ガイナコロジスト＝婦人科医も兼ねた場合が多い)に診てもらうだけで　あとはほとんどがミッドワイフが世話をしてくれることになります。
また自宅を訪問してくれるので　自宅出産を選んだ場合は　それ以降　病院へ行くことはありません。
但し　自宅出産希望だった私の友人は　自宅で分娩し出産しましたが　その後　、問題が起きて　病院で入院しなければならず　結局　家を汚してしまっただけでした。また他の友人は　すべて自宅出産の用意をして待機していたのに　急きょ　帝王切開（Caesarean section=　一般に　Ｃセクションと呼ぶ）しなければならず　病院に行かなければなりませんでした。ですから　私個人の意見としては　設備の整っている病院で出産するのがお勧めです。