英国の教育事情-学費
世界的に定評のある英国の私立学校ですが その運営は完全に独立していて 国の経済援助は一切ないと言う理由もあり 学費はかなりの高額です。
2007/02/18
一年間にかかる平均学費の額は 通学制の場合、2001年には年間7275ポンドだったのが 2006年には年間10000ポンド以上に上がり 私学のうちでも最も学費の高い全寮制寄宿学校では年間25000ポンドまで上がっています。
2005―2006年のインディペンデント・スクールの費用の平均額は
- ボーディング・スクール寄宿学校での寮生 18828ポンド
- ボーディング・スクール寄宿学校での通学生 9915ポンド
- ディ・スクール通学制学校での通学生 7668ポンド
ですが 通常は それだけでは済まず ピアノなどの音楽レッスン、バレエ等のレッスン、補修授業、校外研修費用など様々な費用がかかりますし 加えて もし日本から行く場合は それに加えて ガーディアン(後見人)の費用、学期の中間にあるハーフ・ターム・ホリデー(1週間から2週間)や EXEAT(エクシアット)と呼ばれる外出許可日)の生活費やお小遣い、飛行機代、空港から学校までの交通費など 様々な費用を考慮しなければなりません。
多くの学校は 学業、音楽、スポーツなどの優れた生徒に対して奨学金制度を提供していますが それでも奨学金は通常の費用のうちの10%から25%をカバーするに過ぎません。
実際、学費の値上がり率は インフレ率の2倍です。
2000年には 私立の一人当たりの学費は 平均所得額の30%でしたが 5年後の2005年には 35%になりました。
学費は 学校によって また年齢によって多種多様で、 年齢の低いプレップ・スクールの学費が1学期あたり4000ポンドである一方、パブリックスクールであるイートン校などの学費は1学期あたり8000ポンドにもなります。
もし 子供を プリ・プレップ・スクール、プレップ・スクールそして18歳になるまで寄宿学校へ行かせるのであれば 1年間に6%の率で学費が上がることを考慮に入れると 326000ポンド必要になることとなります。
ですから 英国で 質が高く評判のよい公立校のある地域へ引っ越す家庭が多いのは そういう理由からだと思われます。
*2007年2月15日現在 英ポンド=235.77円
英国の教育事情-学費
2007/02/18 投稿記事
世界的に定評のある英国の私立学校ですが その運営は完全に独立していて 国の経済援助は一切ないと言う理由もあり 学費はかなりの高額です。
一年間にかかる平均学費の額は 通学制の場合、2001年には年間7275ポンドだったのが 2006年には年間10000ポンド以上に上がり 私学のうちでも最も学費の高い全寮制寄宿学校では年間25000ポンドまで上がっています。
2005―2006年のインディペンデント・スクールの費用の平均額は
- ボーディング・スクール寄宿学校での寮生 18828ポンド
- ボーディング・スクール寄宿学校での通学生 9915ポンド
- ディ・スクール通学制学校での通学生 7668ポンド
ですが 通常は それだけでは済まず ピアノなどの音楽レッスン、バレエ等のレッスン、補修授業、校外研修費用など様々な費用がかかりますし 加えて もし日本から行く場合は それに加えて ガーディアン(後見人)の費用、学期の中間にあるハーフ・ターム・ホリデー(1週間から2週間)や EXEAT(エクシアット)と呼ばれる外出許可日)の生活費やお小遣い、飛行機代、空港から学校までの交通費など 様々な費用を考慮しなければなりません。
多くの学校は 学業、音楽、スポーツなどの優れた生徒に対して奨学金制度を提供していますが それでも奨学金は通常の費用のうちの10%から25%をカバーするに過ぎません。
実際、学費の値上がり率は インフレ率の2倍です。
2000年には 私立の一人当たりの学費は 平均所得額の30%でしたが 5年後の2005年には 35%になりました。
学費は 学校によって また年齢によって多種多様で、 年齢の低いプレップ・スクールの学費が1学期あたり4000ポンドである一方、パブリックスクールであるイートン校などの学費は1学期あたり8000ポンドにもなります。
もし 子供を プリ・プレップ・スクール、プレップ・スクールそして18歳になるまで寄宿学校へ行かせるのであれば 1年間に6%の率で学費が上がることを考慮に入れると 326000ポンド必要になることとなります。
ですから 英国で 質が高く評判のよい公立校のある地域へ引っ越す家庭が多いのは そういう理由からだと思われます。
*2007年2月15日現在 英ポンド=235.77円