ミニ マーク2時代(1967~1970)
1967年10月からマーク2への切り換えが始まりました。主な変更点はフロント・グリルがやや角ばったこと、リア・ウィンドウの幅が少し広くなったこと、テール・ランプがやや大型化し、全体的にスマートになったことです。
また、エンブレムとロゴも変更されました。これはBMCがレイランド・グループ、ローバー社と合併し、社名がBLMC(British Leyland Motor Corporation)に変更されたためです。
技術的な面では、トランス・ミッションが 3シンクロから4シンクロへ変更されました。
その他、ライン・アップに大排気量のモデルが加わります。
外観は848ccのマーク2と同じではあるものの、排気量が998ccのミニ1000です。
つまり、オースチン・ミニ、モーリス・ミニともに 848ccと998ccの2グレードになった訳です。
一方で、ワゴンの排気量は848ccから998ccへと変更になり(こちらは998ccで一本化)、
オースチン・セブン・カントリーマンの名称がオースチン・ミニ・カントリーマンに変更となりました。
ここで、マーク2時代のライン・アップを整理すると、次のようになります。
- オースチン/モーリス・ミニ(848ccと998ccの2グレード)
- ピックアップ(848ccと998cc)
- バン(848ccと998cc)
- オースチン・ミニ・カントリーマン/モーリス・ミニ・トラベラー(998cc)
- ライレー・エルフとウーズリー・ホーネット(ともに998cc)
- オースチン/モーリス・ミニ・クーパー (998cc)
- オースチン/モーリス・ミニ・クーパーS
- モーク(ただし、モークは1968年に生産中止。)