ウィリアム・モリスとレッドハウス


ウィリアム・モリスとレッドハウス



このイギリス・ケント州Bexleyにある「THE RED HOUSE・レッドハウス」は、1859年にウィリアム・モリスWilliam Morris が新婚生活を送るために、彼の友人である建築家のフィリップ・ウェブPhillip Webbに依頼し、設計・建築された家です。

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ここからアーツ・アンド・クラフト・ムーブメント(運動)が始まります。
モリスが新居を構え、いざ家具などの調度品を揃えようとした時、
市場に出回っていたものは、産業革命による機械化で大量に生産された
粗悪品ばかりで、自分の生活を満足できるものがないと感じたのです。
そこで、彼が仲間の芸術家たちと共に、自分たちの手で、インテリア
(壁紙、じゅうたん、タペストリー、家具、ステンドガラスなど)の製作を始めました。
これがきっかけとなり、後にアーツ・アンド・クラフト・ムーブメントと呼ばれる
大きな動きとなります。

ウィリアム・モリスとレッドハウス ウィリアム・モリスとレッドハウス

1950年代から、この家はある建築家夫妻の個所有となり、大事にメンテナンスされていました。英国のインテリア雑誌にもよく紹介され、年に何回かは見学のために一般開放をしていたようです。その後、1999年にご主人が亡くなられた後は、ナショナル・トラストが
この家を所有し、一般開放を始めました。

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