アンティークAntiqueって何だろう?


 アンティークAntiqueって何だろう?

Antiqueって何でしょう?
日本語には「骨董」と訳されています.
そして,広辞苑で「骨董」をみて見ると,次のように出ています.
こっ‐とう【骨董】
(1)種々雑多な古道具。また、稀少価値或いは
美術的価値のある古道具・古美術品。「―屋」
(2)古いばかりで役に立たないもの。「―的存在」


これは英語でも同じようで,英英辞典を見ても大体は同じです.
要するに,古いもの,そして,往々にして価値のあるもの,という感じです.
ところが,英和辞典を見ると,少し事情が変わってきます.
というか,米語だと事情が違うと言った方が良いのかもしれません.
「約100年以上前の」,という限定がついてしまいます.
でも,逆に古ければどんなガラクタでもアンティークなのか,
という意地悪な疑問も出てきます.

しかし,英国での”antique”のとらえ方は,寧ろ日本に近いと言えそうです.
100年という縛り,つまり古さだけが基準ではありません.
そこにある美しさや巧みさ,つまり,美術的,工芸的価値も
きちんと評価されていると思います.
ただ,古ければ古いほど,希少価値が出てきます.
そして,値段が高くなるのも事実です.
でも,中世のタペストリーなんて,色褪せてボロボロですから,
博物館で見れば,「ほぅ」と思いますが,私個人としては,
家には絶対に飾りたいと思いません.
結局,何をアンティークと思うのかはお客様ご自身の判断になります.

Winchesterでは,アンティークの価値としてバランスの取れた
商品を扱っているつもりです.
もし,このバランスがお客様の感覚と合うのなら,
きっとお気に入りの商品が見つかると思います.