ミニ マーク1時代(2)(1959~1967)
発売後も細かな変更は色々もありましたが、1964年の9月に行われたドライ・ラバー・コーンから ハイドロラスティック・サスペンション(追記参照)への変更が最も大きなものです。
また、発売当初は床に付けられていたエンジン始動用の足踏みボタンも1961年の中頃になくなっています。
ところで、発売当初のミニの売れ行きは、前評判とは裏腹に、余り良くなかったようです。
ミニの位置づけは、安くて、燃費だけでなくハンドリングとグリップ性能も良く、広いスペースを持つ実用車でした。
しかし、それがために中流階級からは「安物の車」、労働者階級からは「自分達には似合わない車」と思われていたのかもしれません。
それでも、ロンドンを拠点に活動している芸能人や上流階級の人々がミニの魅力に気付くと、瞬く間に普及していきました。
有名人達がロンドンの最高級ホテルに乗り付けても見劣りのしないミニは、家族を乗せるお父さん・お母さん達、サーキットでは最高性能の車を操るカー・レーサー達、往診に出かける看護婦さん達も満足させる性能も 同時に持っていたのでした。
追記:
ハイドロラスティック・サスペンション:圧搾液体を使ったサスペンション。
意味は、ハイドロ(hydro:水)+ラスティック(lastic:伸縮性のある)、ですが、
実際には水だけではなく、水とアルコールと防錆剤と着色剤が使われています。
原理は単純で、水を入れたゴム風船2つをパイプで繋いだものを想像してください。
それをテーブルの上に置き、片方を押すと、もう片方に水が流れ込み、膨らみます。
同じように、ミニの片側の車輪がギャップに乗り上げると、液体が逆の車輪側へ流れ込み、
水平を保とうとすることを利用した仕組みです。
発売後も細かな変更は色々もありましたが、1964年の9月に行われたドライ・ラバー・コーンから ハイドロラスティック・サスペンション(追記参照)への変更が最も大きなものです。
また、発売当初は床に付けられていたエンジン始動用の足踏みボタンも1961年の中頃になくなっています。
ところで、発売当初のミニの売れ行きは、前評判とは裏腹に、余り良くなかったようです。
ミニの位置づけは、安くて、燃費だけでなくハンドリングとグリップ性能も良く、広いスペースを持つ実用車でした。
しかし、それがために中流階級からは「安物の車」、労働者階級からは「自分達には似合わない車」と思われていたのかもしれません。
それでも、ロンドンを拠点に活動している芸能人や上流階級の人々がミニの魅力に気付くと、瞬く間に普及していきました。
有名人達がロンドンの最高級ホテルに乗り付けても見劣りのしないミニは、家族を乗せるお父さん・お母さん達、サーキットでは最高性能の車を操るカー・レーサー達、往診に出かける看護婦さん達も満足させる性能も 同時に持っていたのでした。
追記:
ハイドロラスティック・サスペンション:圧搾液体を使ったサスペンション。
意味は、ハイドロ(hydro:水)+ラスティック(lastic:伸縮性のある)、ですが、
実際には水だけではなく、水とアルコールと防錆剤と着色剤が使われています。
原理は単純で、水を入れたゴム風船2つをパイプで繋いだものを想像してください。
それをテーブルの上に置き、片方を押すと、もう片方に水が流れ込み、膨らみます。
同じように、ミニの片側の車輪がギャップに乗り上げると、液体が逆の車輪側へ流れ込み、
水平を保とうとすることを利用した仕組みです。