英国の教育制度④パブリック スクール その1


パブリック スクール その1


「パブリック(公立)」という名が付けられているにも関わらず、英国では パブリック・スクールは 中等教育の私立学校のことです

 

2006年投稿記事

英国の教育制度 ③ 私立学校

パブリック・スクールについて

英国ではかつて教育が王侯貴族のみにしか与えられなかった時代がありましたが 19世紀後半に授業料さえ払えば一般人(パブリック)でも教育を受けられる国家制度が整えられ、この教育機関がパブリック・スクールと呼ばれるようになったわけです。

英国における公立学校は「State School(ステイト・スクール)」と呼ばれ パブリック・スクールとは「主に寄宿制で、授業料が高く、裕福な階級の子弟を全国的規模で集めている私立中等学校」でありHeadmasters Conferenceに加盟している伝統校が「パブリック・スクール」だと言われ 残りは「インディペンデント・スクール」と呼ばれます。

彼らエリートは優秀な教師たちから指導を受けて、やがてはオックスブリッジ(英国ではオックスフォード・ケンブリッジを総称してそう呼んでいる)といった名門大学に進学していき また大学を卒業した後も、各業界で同じパブリック・スクール出身者が幅を利かせている場合があり、就職活動の際にコネとして利用されることも多いといわれています。

伝統的なパブリック・スクールの特徴は主として寄宿制ですが、現在のパブリック・スクールでみると、ウィンチェスター・カレッジのように寄宿生だけつまり在学生の95%以上が寄宿生という学校はわずかでしかなく 多くのパブリック・スクールは通学制か、もしくは寄宿生の割合がせいぜい5%ほどで しかもウィークリーボーダー(Weekly Boarder:週末は家に帰る寄宿生)や通学生の割合が年々増えているのが現状です。
実際 寄宿舎を維持していくのが経済的に困難になった学校も多く 寄宿設備をもっていた学校で寄宿生を廃止し通学生だけにしてしまった学校や 週末の寄宿を廃止している学校も少なくありません。

パブリック スクール その1

英国の教育制度 ③ 私立学校

(2006年投稿記事)

「パブリック(公立)」という名が付けられているにも関わらず、英国では パブリック・スクールは 中等教育の私立学校のことです

 


パブリック・スクールについて

英国ではかつて教育が王侯貴族のみにしか与えられなかった時代がありましたが 19世紀後半に授業料さえ払えば一般人(パブリック)でも教育を受けられる国家制度が整えられ、この教育機関がパブリック・スクールと呼ばれるようになったわけです。

英国における公立学校は「State School(ステイト・スクール)」と呼ばれ パブリック・スクールとは「主に寄宿制で、授業料が高く、裕福な階級の子弟を全国的規模で集めている私立中等学校」でありHeadmasters Conferenceに加盟している伝統校が「パブリック・スクール」だと言われ 残りは「インディペンデント・スクール」と呼ばれます。

彼らエリートは優秀な教師たちから指導を受けて、やがてはオックスブリッジ(英国ではオックスフォード・ケンブリッジを総称してそう呼んでいる)といった名門大学に進学していき また大学を卒業した後も、各業界で同じパブリック・スクール出身者が幅を利かせている場合があり、就職活動の際にコネとして利用されることも多いといわれています。

伝統的なパブリック・スクールの特徴は主として寄宿制ですが、現在のパブリック・スクールでみると、ウィンチェスター・カレッジのように寄宿生だけつまり在学生の95%以上が寄宿生という学校はわずかでしかなく 多くのパブリック・スクールは通学制か、もしくは寄宿生の割合がせいぜい5%ほどで しかもウィークリーボーダー(Weekly Boarder:週末は家に帰る寄宿生)や通学生の割合が年々増えているのが現状です。
実際 寄宿舎を維持していくのが経済的に困難になった学校も多く 寄宿設備をもっていた学校で寄宿生を廃止し通学生だけにしてしまった学校や 週末の寄宿を廃止している学校も少なくありません。