英国Bromley Craft Products 社のドールハウス用外壁材の使い方
ドールハウス用外壁材を使うと、塗装しただけのものとは仕上がりが全く変わります。
外壁材塗装前 外壁材塗装後
概要
作業はとても簡単です。
外壁材を水と混ぜ、ドールハウスの外壁に塗るだけです。
ステンシルを使えば、レンガや石造りの風合いを出すことができます。
外壁材を塗った後、1時間ほどすれば乾くので、艶消しニスを塗って完成です。
失敗しても拭き取るだけで、やり直すことができます。
濃い目の水性塗料を使っている感覚でお使いいただけます。
外壁材は、このような形で袋に
入れられています。
「色付きの泥」と考えてもらえば
分かりやすいと思います。
⇒ドールハウス用外壁材(レンガ)
⇒ドールハウス用外壁材(グレー)
⇒ドールハウス用外壁材(サンド・ストーン)
また、ステンシルは次のようなものです。
ステンシルには、他に次のような種類があります。
在庫は2種類あります。
このステンシルと外壁材を組み合わせると、こんな外壁や屋根に仕上がります。
準備
外壁は、組み立てる前に塗った方が綺麗に仕上がります。
まず、接着剤なしで、ドールハウス本体を組み上げてみましょう。
こうすることで、どのようにパーツが組み合うのか、
ドアや窓などが開くかどうかを確認できます。
もし、ドアや窓が開きにくければ、サンドペーパーで削って調整します。
次に、キットの表面をモルタルの色の水性塗料で塗装しておきます。
こうすることで、レンガの目地の色を出すことができます。
また、目地を出したくない部分や、窓の下枠/フレームなどはマスキングしてください。
マスキング前 マスキング後
次は、ステンシルを用意します。
次に、外壁材を水で溶きます。
少しずつ水を加え、スムーズに簡単に塗り広げられるくらいの
硬さになるまで調整します。滑らかに塗れる程度でなければ
なりませんが、かと言って、流れやすくてもいけません。
作業中に硬くなって来た場合には、水を加えて調整します。
塗り方
ステンシルが壁面の端に正しく合わせられて、
ステンシル全体が壁面と密着していることを確かめましょう。
ステンシルの上から外壁材を均一に塗ります。
パレットナイフを使うと便利です。
ちょうど、ケーキにクリームを塗る要領で高さを均一にします。
その後、ステンシルを取り外します。
(取り外す前に乾かす必要はありません。)
使い終わったステンシルは、きれいな水の中ですすぎ、
タオルの間で押しながら乾かします。
(ステンシル接着剤は水溶性ではないので、乾燥してもべたついたままです。)
続けて作業をするときは、ステンシルを置く時に既に外壁材を塗ってある部分
(レンガ1~2列分)を重複させるようにします。
こうすることで、レンガが途切れなく、自然に繋がっているように見えます。
壁の端も同様に処理します。
塗り終えたら完全に乾かすために数時間、乾燥させます。その後、サンドペーパーなどを使って、仕上げます。また、水で湿らすことにより不必要な部分を除去することも簡単にできます。必要に応じて、ステンシルを置きなおし、外壁材を塗って修正することも可能です。 完全に仕上がったらマスキングテープを取り外します。
残った部分に、違う外壁材とステンシルを組み合わせて使うと、このように仕上げることもできます。
手順は今までと全く同じです。
表面を均一にせず、わざとボコボコにすると石造りの風合いを出すこともできます。
仕上げ
必要に応じて、より本物らしくするために影や染みなどをつけてみましょう(ウェザリング処理)。最後に、艶消しのニスを塗り完成です。なお、このとき、ニスを塗ることで風合いが変わることがあるので、予めテストしておきましょう。