1999年、「カー・オブ・ザ・センチュリー」が選ばれました。この栄冠に輝いたのはT型フォードでしたが、ミニは他の車種を押さえて次点でした。

自動車が誕生したのは19世紀の終わり。そして、次の20世紀には、爆発的な進化を遂げました。そんな20世紀を代表する自動車の一つがミニです。T型フォードは歴史的に別格かもしれません。ミニは、しかし、技術とコンセプトに関しては決して負けてはいないと思います。それは、ミニの発売期間が約40年という信じられないほど長いにもかかわらず、その基本設計は変わっていないこと、そして、ミニがそれ以降のFF車の基本になったことからも分かります。

ただ、基本設計が変わらなかったとはいえ、細かな変更は数多くなされました。そこで、これからはミニのことをできる限りお伝えしようと思います。

「カー・オブ・ザ・センチュリー」
（33カ国、133人のジャーナリストによるインターネット投票結果）

車種　　　　　　得点

Ｔ型フォード　　742
ミニ　　　　　　617
シトロエンＤＳ　567
ＶＷビートル　　521
ポルシェ９１１　303