時代様式 (Period Style)


時代様式 (Period Style)

時代様式には,その時代の特徴が分かる名前が付けられています.それは文化的な背景や一様式を確立した個人名であったり,それとは完全に離れて歴史の区切りを使って,王・女王や王朝の名前などが付けられることもあります.ですから,時代様式を考えるときには英国の歴史を少し勉強すると非常に面白く,深みが増していきます.

ここでは,まず,時代様式を新しい順に,簡単に列挙します.その説明については,各時代様式の記事をご覧ください.

-エドワーディアンEdwardian(1901~1914)
-ヴィクトリアンVictorian(1837~1901)
-リージェンシーRegency(1811~1837)
-ジョージアンGeorgian(1714~1811)

Winchesterで扱うアンティークは、大体この時期くらいまでです.
もう少し先を続けると,
-バロック(1625~1714)
-テューダー・ジャコビアン(1485~1625)

と続きますが,これより先は,もう完全に歴史の世界です.
王朝で言えば「ヨーク」,「ランカスター」,「プランタジネット」とくるのですが,
日本で言えば室町時代の前です.ここまで来ると個人ではなく,博物館が扱うレベル
ということがお分かりただけるかと思います.