•マーズスピード　ストーリー
ミニ・スプリント

英国マーズスピード社製作のミニ・スプリントをご紹介します　

ミニスプリントとは　ボディの高さを詰め全高を低くしたミニの事で、その誕生は１９６５年までさかのぼる事となります。軽量で速いミニを造るため　ミニのレースで活躍していたネヴィル・トリッキーによって考案、ジェフ・トマスによって実現され、１９６６年にミニＧＴＳと言う名で発表されました。

その後、スターリング・モスの後継者であるＦ１ドライバーのロブ・ウォーカーによって引き継がれ、車高が３インチ切り詰められた Ｗａｌｋｅｒ　ＧＴＳとなり、最終的にさらに４．２５インチと車高を切り詰めたミニスプリントとなって、コーチ・ビルダーであるスチュアート・アンド・アーデンへと引き継がれました。
レースでの空力を考え前面投影面積を小さくすること空気力学を改善するために生み出されたもので、結果的には重量が軽量化され、パフォーマンスは向上し、また、車高を低くすることでより安定し、アンダーステアを少なくすることができました。

英国マーズスピードが制作しているミニ・スプリントは、当社の誇る職人ディビッド・ホーネット（Ｄａｖｉｄ　Ｈｏｎｎｅｔ）によって当時の技術を忠実に再現したものですが、1960年代に作られていたスプリントよりも、より強度など強化させた21世紀の技術に基づいた最新の技法で作られおり　最高の完成度を誇っています。

７．５ｃｍほど車高を詰めているにもかかわらず、屋根を低く詰めただけのものとは違い、ボディの上、そして下をバランス良く詰めることにより全体のバランスを崩すことなく、各部のパネルのどの部分をどのくらいつめるかといった緻密な計算のもとで作業が行われています。
ここでは、英国マーズスピードにてミニスプリントを制作している工程をご紹介します。