ミニ・エステート(カントリーマン&トラベラー)


ミニ・カントリーマン&トラベラー

1959年9月にBMC (British Motor Corporation)からモーリスとオースチンのサルーン・タイプ・ミニが生まれた後、1960年5月に全長が25mm長い商用車のミニ・バンが登場しました。

 

(2007/10/14)

その後、バンと同様のボディに後部座席とスライド式のリア・ウインドウ、そして「ウッド・フレーム(木枠)」が加わったEstate(エステート=日本でいう乗用ワゴン車)が生まれました。1960年9月のことです。


Austin(オースチン)からはAustin Seven Countryman(オースチン・セブン・カントリーマン)として、Morris(モーリス)からはMorris Mini Traveller(モーリス・ミニ・トラベラー)として発売されました。木枠がないAll Steel(オール・スティール)と呼ばれるエステートも発売されましたが日本で人気のあるのはやはり木枠が付いたものでしょう。


カントリーマン トラベラー ミニ Mini Coutryman Traveller"その最大の特徴である木枠はオーク材が使われていますが、Morris Minor Traveller(モーリス・マイナー・トラベラー)に使われている木枠が構造(ボディ)の一部であるのに対して、ミニのエステートの木枠はただの装飾りでしかありません。

次の特徴は、「観音開き」と呼ばれているリア・ドアでしょう。英国製のVan(バン=商用車)は今でもほとんどが観音開きですが、日本製を含め諸外国製のワゴン車で観音開きの車はあまり見かけたことがありません。
その観音開きのリア・ドアを開けるととても実用的な荷台があります。この荷台はVolvo(ボルボ)のエステートによく似ていて(時代的にはミニのエステートのほうがずっと古いですが)、後部座席をたたんで荷台を大きくすることもでき、とても重宝します。

この木枠付きのミニ・エステートが登場してから半世紀近くになりますが、いまだにこの姿はとてもチャーミングで現代の車にも決して見劣りしません。私もこのエステートが大好きで、英国の自宅のガレージに全て当時のオリジナル純正部品でフル・レストアしたオースチン・セブン・カントリーマンを大事に保管しています。MOT(英国での車検)を取って乗りたいのですが傷が付いたりするのが不安で外に出せません。(2007/10/14掲載)

1959年9月にBMC (British Motor Corporation)からモーリスとオースチンのサルーン・タイプ・ミニが生まれた後、1960年5月に全長が25mm長い商用車のミニ・バンが登場しました。

(2007/10/14)


その後、バンと同様のボディに後部座席とスライド式のリア・ウインドウ、そして「ウッド・フレーム(木枠)」が加わったEstate(エステート=日本でいう乗用ワゴン車)が生まれました。1960年9月のことです。


Austin(オースチン)からはAustin Seven Countryman(オースチン・セブン・カントリーマン)として、Morris(モーリス)からはMorris Mini Traveller(モーリス・ミニ・トラベラー)として発売されました。木枠がないAll Steel(オール・スティール)と呼ばれるエステートも発売されましたが日本で人気のあるのはやはり木枠が付いたものでしょう。


カントリーマン トラベラー ミニ Mini Coutryman Traveller"その最大の特徴である木枠はオーク材が使われていますが、Morris Minor Traveller(モーリス・マイナー・トラベラー)に使われている木枠が構造(ボディ)の一部であるのに対して、ミニのエステートの木枠はただの装飾りでしかありません。

次の特徴は、「観音開き」と呼ばれているリア・ドアでしょう。英国製のVan(バン=商用車)は今でもほとんどが観音開きですが、日本製を含め諸外国製のワゴン車で観音開きの車はあまり見かけたことがありません。
その観音開きのリア・ドアを開けるととても実用的な荷台があります。この荷台はVolvo(ボルボ)のエステートによく似ていて(時代的にはミニのエステートのほうがずっと古いですが)、後部座席をたたんで荷台を大きくすることもでき、とても重宝します。

この木枠付きのミニ・エステートが登場してから半世紀近くになりますが、いまだにこの姿はとてもチャーミングで現代の車にも決して見劣りしません。私もこのエステートが大好きで、英国の自宅のガレージに全て当時のオリジナル純正部品でフル・レストアしたオースチン・セブン・カントリーマンを大事に保管しています。MOT(英国での車検)を取って乗りたいのですが傷が付いたりするのが不安で外に出せません。(2007/10/14掲載)