ニュー・ミニが誕生するまで
1994年、ローバーはBMWの資本傘下に入りました。FRの高級セダンやワゴンだけでなく、FFや4WDのライン・アップが欲しいBMWにとってローバーは格好の相手だったのです。そして、経営不振のローバーにとってもBMW傘下に入ることはありがたいことでした。
1994年、ローバーはBMWの資本傘下に入りました。FRの高級セダンやワゴンだけでなく、FFや4WDのライン・アップが欲しいBMWにとってローバーは格好の相手だったのです。
そして、経営不振のローバーにとってもBMW傘下に入ることはありがたいことでした。
FRにこだわるBMWは、ローバー・ブランドを用いる戦略を採り、積極的な投資を行います。
そして、1998年にはBMWのFF技術を活かしたローバー75が発表されました。
ところが、資本提携から5年が経った1999年になってもローバー部門の赤字は解消されず、ついにはBMWグループの連結決算までが赤字となってしまいます。
その結果、ローバー部門は再び売却されることになりました。
まず、本体は英国のフェニックス・グループに、
FFのローバー75と4WDのディスカバリーはフォードへと、
切り売りされてしまいます。
しかし、BMWはミニを手放すことはしませんでした。
そして、2000年にニュー・ミニの発表。
同時にクラシック・ミニの製造中止も発表されました。